ペット飼育可 導入に成功した 『なぎさニュータウン』 ジャンヌの訪問
ペット飼育可に成功した「なぎさニュータウン」 ジャンヌの訪問
マンション管理規約でペット飼育を禁止されていても、大手を振ってペットを飼育できる方法があります。「ペット禁止だから、うちでは動物を飼えないの。」と諦めていませんか?そんな方に、希望を与えてくれるお手本がここにあります。ペットと過ごすのは素晴らしいこと、諦めないで。
ペットクラブ導入でペット飼育可に成功し、ペット飼育を諦めていた方に希望を与えてくれた「なぎさニュータウン」に、ジャンヌはお話をお伺いに行って参りました。

集合住宅の良さを活かして仲良く助け合っている理想の集合住宅が、こちら江戸川区にある『なぎさニュータウン』、7棟1324世帯の巨大なニュータウンだ。江戸川区の東南部、旧江戸川に沿って30有余年、川の向こうに東京ディズニーランドのお城やホテルが色鮮やかに並んで立っている。敷地内には緑もいっぱい、レンガで敷き詰められた広い広場もあって歩いて気持ちがいい所です。
こちらは、管理組合や自治会 が きっと素晴らしのでしょう、行きかう人の笑顔がいいし、住人ではない私にまで皆さん声を掛けてくださる。住人の方がとても明るく幸せそうだ。
なぎさニュータウンの管理組合は、「進化する街、なぎさニュータウン」をスローガンにして住んでいる住人がより幸せに安全に過ごすことを価値に置き、集合住宅の利点を活かし住民みんなで協力しあっているひとつの理想郷のようにも思えます。特になぎさ防災会の活動は国の表彰も受けて有名らしい。すごいニャー。

実は、こちらは、動物の側・ジャンヌにとっても、本当に感謝すべきところなのです。
というのも、こちらは、もともとペット不可集合住宅、それをペット飼育可能にした素晴らしい所。
今の時代、新築マンションはほぼ100%ペット飼育可で当たり前。しかしながら少し前までは、そこに実際に住む住人の意思を確かめもせずに、自動的にペット不可という文言が規約に入れられていた事が多かった。
ペット飼育は、今や、癒し・子供の代わり的な存在で飼い主の生活や心を豊かにしてくれる。もともと犬や猫と人間との関係は長い歴史を経て深い絆を築いてきた。飼いたい人にとって飼えないとなると、ひとつの幸せを奪われたといっても過言ではない。そこで飼いたい気持ちを抑えられずに禁を破って飼ってしまう。そうすると特に集合住宅ではこそこそ隠れるように、気兼ねしながら飼わざるを得ない羽目に陥ってしまう。今でもきっとそのような飼育者は多いに違いない。ジャンヌもそうだった。(クワンお兄ちゃんが病気になった時だって、友人に来てもらい連れ出してもらうぐらい気兼ねしたそうだ。)

しかし管理組合規約で一旦禁止されていると、それはそれは大変なのだ。
そこでこちらの管理組合では、何とか動物飼育問題を解決したいと理事会、規約検討委員会の議論に3年間もかけたそうです。アンケートから始め、様々な意見を聴取し、住民同士の意見交換会も開催、ペット反対派の意見も尊重しながら、規約を変更し、動物飼育細則を新設して住民の合意を得、10年前に「なぎさペットクラブ」が発足した。
規約では動物の飼育は原則は禁止だが、犬・猫の飼育者は全員、管理組合に届け出てペットクラブに入会登録が飼育許可の条件とした。会員が守らねばならないルールがペットクラブ会則で細かく具体的に定められている。また住民からの苦情はペットクラブが受付けて対応し、解決しなければならないことも明記してある。

公園でしつけ教室、地域の仲間も参加(平成18年10月 総合レクレーション公園)
今や、飼育者会員は、飼育許可に感謝しながらマナーを守り、ペットの怖い人、嫌いな人にも心を遣い、住民に迷惑をかけないように配慮しながら飼っている 。
今では、このペットクラブがあるおかげで、本来でしたら個人対個人のクレームで近隣紛争になるところを、ペットのクレームは一旦ペットクラブがすべて引き受け、個々に注意喚起するそうで、隣同士が直接対立することなどはなくなったそうです。
またしつけ教室・講演会・住民との意見交換会・犬、猫会員同士の集い・会報の発行・マナー注意張り紙など、ペットを巡るあらゆる問題に取り組みができ、よりよいペット飼育環境がこちらでは常に向上しているようです。

さて本日、ジャンヌがお話を聴いたのは當麻さん(初代ペットクラブ会長さん、犬会員)(写真左)と高橋さん(前期まで副会長さん、猫会員)のお二人。
お二人は、今はなぎさの役員からは身を引いておられますが、一方、江戸川区のペットクラブ・グループで設立し、なぎさペットクラブが事務局を担当している「江戸川区ペットクラブ連絡会」(鈴木重鎭会長、なぎさの住民であられ、NPC設立時の理事長さん)の役員を担当しておられるそうです。団地だけでなく、江戸川区全体に活動が広がっているのですね。(今日はここの活動紹介は割愛します)
ジャンヌの秘書(飼い主・マンション管理士)とお二人が会われたのもペット関係のシンポジウム(東京都獣医師会主催ペットフード協会越村会長の講演)で、すっかり意気投合されたとのこと、今日のジャンヌの訪問に繋がったのでした。

髙橋さんのお話ですと飼い主・ペットの高齢化が切実な課題になっているとの事、副会長時代の最近、「なぎさペットクラブ」では、高齢化問題に関しアンケートを取り、会員の悩み・将来の不安を聞かれたそうです。
そこで、ジャンヌが本当に素晴らしいと思ったことは、会員同士に何かあったら自分の家のペット以外でも世話をしてもいいという回答が多かったこと。これは集合住宅の良さで、まるで住んでいる皆さん、親戚のような共生をしていらっしゃるのですね。
これにはジャンヌも感激しました。羨ましいニャー。

ペット不可だから、といって諦めないで!
確かに、管理組合規約を変えるのは大変です。しかし規約は禁止のままでも、なぎさペットクラブのようにペット飼育可能にできます。約1300世帯の巨大集合住宅でやれたのです。小規模中規模ならもっと簡単です。諦めないでください。
もっとご自分の人生、大切にしてください。
ジャンヌの飼い主は、父親が他界したときに母親にペットを飼うことを勧めたそうですが、「淋しいしから飼いたいけれど、禁止されているの。」と言って飼わなかったのです。しかし長年仲良く毎日手をつないで外出していた夫がいなくなり、母親は父親の他界後約半年間ショックから歩けなくなったり睡眠薬の服用したりと相当辛い日々を過ごしていました。動物がいてくれたら、どんなに母親は救われたかと思うと、規則って何?と思ってしまいます。しかも隣のマンションでは可能で皆幸せそうに犬と散歩している時代にですよ。
お願いしますニャー。
2014年4月 ジャンヌの訪問
なぎさペットクラブの新聞社記事:
http://www.t-yomiuri.co.jp/bin/db/profile.cgi?_v=1363679170&tpl=detail

マンション管理規約でペット飼育を禁止されていても、大手を振ってペットを飼育できる方法があります。「ペット禁止だから、うちでは動物を飼えないの。」と諦めていませんか?そんな方に、希望を与えてくれるお手本がここにあります。ペットと過ごすのは素晴らしいこと、諦めないで。
ペットクラブ導入でペット飼育可に成功し、ペット飼育を諦めていた方に希望を与えてくれた「なぎさニュータウン」に、ジャンヌはお話をお伺いに行って参りました。

集合住宅の良さを活かして仲良く助け合っている理想の集合住宅が、こちら江戸川区にある『なぎさニュータウン』、7棟1324世帯の巨大なニュータウンだ。江戸川区の東南部、旧江戸川に沿って30有余年、川の向こうに東京ディズニーランドのお城やホテルが色鮮やかに並んで立っている。敷地内には緑もいっぱい、レンガで敷き詰められた広い広場もあって歩いて気持ちがいい所です。
こちらは、管理組合や自治会 が きっと素晴らしのでしょう、行きかう人の笑顔がいいし、住人ではない私にまで皆さん声を掛けてくださる。住人の方がとても明るく幸せそうだ。
なぎさニュータウンの管理組合は、「進化する街、なぎさニュータウン」をスローガンにして住んでいる住人がより幸せに安全に過ごすことを価値に置き、集合住宅の利点を活かし住民みんなで協力しあっているひとつの理想郷のようにも思えます。特になぎさ防災会の活動は国の表彰も受けて有名らしい。すごいニャー。

実は、こちらは、動物の側・ジャンヌにとっても、本当に感謝すべきところなのです。
というのも、こちらは、もともとペット不可集合住宅、それをペット飼育可能にした素晴らしい所。
今の時代、新築マンションはほぼ100%ペット飼育可で当たり前。しかしながら少し前までは、そこに実際に住む住人の意思を確かめもせずに、自動的にペット不可という文言が規約に入れられていた事が多かった。
ペット飼育は、今や、癒し・子供の代わり的な存在で飼い主の生活や心を豊かにしてくれる。もともと犬や猫と人間との関係は長い歴史を経て深い絆を築いてきた。飼いたい人にとって飼えないとなると、ひとつの幸せを奪われたといっても過言ではない。そこで飼いたい気持ちを抑えられずに禁を破って飼ってしまう。そうすると特に集合住宅ではこそこそ隠れるように、気兼ねしながら飼わざるを得ない羽目に陥ってしまう。今でもきっとそのような飼育者は多いに違いない。ジャンヌもそうだった。(クワンお兄ちゃんが病気になった時だって、友人に来てもらい連れ出してもらうぐらい気兼ねしたそうだ。)

しかし管理組合規約で一旦禁止されていると、それはそれは大変なのだ。
そこでこちらの管理組合では、何とか動物飼育問題を解決したいと理事会、規約検討委員会の議論に3年間もかけたそうです。アンケートから始め、様々な意見を聴取し、住民同士の意見交換会も開催、ペット反対派の意見も尊重しながら、規約を変更し、動物飼育細則を新設して住民の合意を得、10年前に「なぎさペットクラブ」が発足した。
規約では動物の飼育は原則は禁止だが、犬・猫の飼育者は全員、管理組合に届け出てペットクラブに入会登録が飼育許可の条件とした。会員が守らねばならないルールがペットクラブ会則で細かく具体的に定められている。また住民からの苦情はペットクラブが受付けて対応し、解決しなければならないことも明記してある。

公園でしつけ教室、地域の仲間も参加(平成18年10月 総合レクレーション公園)
今や、飼育者会員は、飼育許可に感謝しながらマナーを守り、ペットの怖い人、嫌いな人にも心を遣い、住民に迷惑をかけないように配慮しながら飼っている 。
今では、このペットクラブがあるおかげで、本来でしたら個人対個人のクレームで近隣紛争になるところを、ペットのクレームは一旦ペットクラブがすべて引き受け、個々に注意喚起するそうで、隣同士が直接対立することなどはなくなったそうです。
またしつけ教室・講演会・住民との意見交換会・犬、猫会員同士の集い・会報の発行・マナー注意張り紙など、ペットを巡るあらゆる問題に取り組みができ、よりよいペット飼育環境がこちらでは常に向上しているようです。

さて本日、ジャンヌがお話を聴いたのは當麻さん(初代ペットクラブ会長さん、犬会員)(写真左)と高橋さん(前期まで副会長さん、猫会員)のお二人。
お二人は、今はなぎさの役員からは身を引いておられますが、一方、江戸川区のペットクラブ・グループで設立し、なぎさペットクラブが事務局を担当している「江戸川区ペットクラブ連絡会」(鈴木重鎭会長、なぎさの住民であられ、NPC設立時の理事長さん)の役員を担当しておられるそうです。団地だけでなく、江戸川区全体に活動が広がっているのですね。(今日はここの活動紹介は割愛します)
ジャンヌの秘書(飼い主・マンション管理士)とお二人が会われたのもペット関係のシンポジウム(東京都獣医師会主催ペットフード協会越村会長の講演)で、すっかり意気投合されたとのこと、今日のジャンヌの訪問に繋がったのでした。

髙橋さんのお話ですと飼い主・ペットの高齢化が切実な課題になっているとの事、副会長時代の最近、「なぎさペットクラブ」では、高齢化問題に関しアンケートを取り、会員の悩み・将来の不安を聞かれたそうです。
そこで、ジャンヌが本当に素晴らしいと思ったことは、会員同士に何かあったら自分の家のペット以外でも世話をしてもいいという回答が多かったこと。これは集合住宅の良さで、まるで住んでいる皆さん、親戚のような共生をしていらっしゃるのですね。
これにはジャンヌも感激しました。羨ましいニャー。

ペット不可だから、といって諦めないで!
確かに、管理組合規約を変えるのは大変です。しかし規約は禁止のままでも、なぎさペットクラブのようにペット飼育可能にできます。約1300世帯の巨大集合住宅でやれたのです。小規模中規模ならもっと簡単です。諦めないでください。
もっとご自分の人生、大切にしてください。
ジャンヌの飼い主は、父親が他界したときに母親にペットを飼うことを勧めたそうですが、「淋しいしから飼いたいけれど、禁止されているの。」と言って飼わなかったのです。しかし長年仲良く毎日手をつないで外出していた夫がいなくなり、母親は父親の他界後約半年間ショックから歩けなくなったり睡眠薬の服用したりと相当辛い日々を過ごしていました。動物がいてくれたら、どんなに母親は救われたかと思うと、規則って何?と思ってしまいます。しかも隣のマンションでは可能で皆幸せそうに犬と散歩している時代にですよ。
お願いしますニャー。
2014年4月 ジャンヌの訪問
なぎさペットクラブの新聞社記事:
http://www.t-yomiuri.co.jp/bin/db/profile.cgi?_v=1363679170&tpl=detail
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